インディペンデント映画
自主映画は、商業映画ではない種類の映画を指す。自主制作映画)、インディーズ・ムービー、インディペンデント映画などとも呼ばれる。
学生が制作したものは学生映画、フィルムではなくビデオ撮影されたものは自主制作ビデオといったように、範囲を区分した呼び方をされる場合もある。
アニメーション作品については自主制作アニメとも言われる。作品権利などが制作者にあるので、自主映画といわれる。マンガで言えば同人誌、音楽で言えば自主制作盤に相当する。
自主映画のみを対象とした映画祭も存在し、ぴあフィルムフェスティバル、インディーズムービーフェスティバルなどがある。
自主映画の多くは、大学や社会人の同好の士による映画サークルや社会人団体、映像系学校の学生など、アマチュアのスタッフ・キャストによって制作される。制作団体としては、大学の映画サークルや西東京を拠点とする「映創会」、後にアニメ制作プロダクション「ガイナックス」となったDAICON FILM」などが知られている。
また、最初は自主映画の世界で名を知られ、後にプロとして成功した映画監督や映像作家も少なくない。
また自主映画で実力や個性が評価され、テレビドラマや劇場映画でも活躍するようになった俳優も存在する。自主映画出身の映画監督や俳優の中には、プロとして活躍しながら自分が作りたい映画を作るため自主映画製作に取り組む者もいる。
なお、自主制作アニメにおいては、コンピュータソフトウェアの発達により、ほぼ個人での制作が可能になっている。また、インターネット環境の整備によりWebアニメとして公開する者もいる。本格的なアニメーション作品では、「新海誠」がその先駆けとして知られている。