アバンタイトル

映画やドラマ、アニメや特撮などでオープニングに入る前に流れるプロローグシーンのこと。プレタイトルと呼ばれることもある。また、英語では一般的にこのような映像手法をコールドオープンという。
テレビの特撮作品においては古くから採用されていたが、2000年代以降に多くのテレビアニメ・特撮が採用するようになっている。長さには約30秒~約2分とばらつきがある。
メインスタッフのクレジットを置く場合や、前回までの話のまとめ(あらすじ)、今回の導入部など、アバンタイトルで扱う内容は作品によって様々である。ポケモンショックの事件で、アニメや特撮などで『テレビを見る時は、部屋を明るくして離れて見よう』と促すナレーションとテロップが、またアニメ・特撮を含めて、キー局より遅れて放送している局では『この番組は○月○日に放送されたもの』『(視聴者プレゼントなどの)告知は終了』したと宣告する趣旨のテロップが流れる場合もある。
ワイドショーの番組でも冒頭の話題が取り上げられる時に、この手法を取り入れることが多い。報道番組ではニュースJAPAN(現在は使用せず)、スーパーJチャンネル(17時台ローカルパート)、FNNスーパーニュース(17時台のローカルパート・18時台全国パートとも)ぐらいである。

アフレコ

アフレコとはアフター・レコーディングの略で、映画やテレビドラマ等で撮影後に俳優の台詞(声)だけを別途録音する事を言う。英語ではルーピング、ADR、ダビング、ポストシンクなどといい、撮影終了後の仕上げ作業(ポストプロダクション)中に行われる。
アフレコを行う理由はさまざまだが、「撮影時に音声収録をしていない」、「音声収録をしたが、不鮮明だった」、「収録した台詞の演技が意図したものとずれていた」などがある。
日本では別人による台詞の差し替えを区別して、吹き替えやアニメーションの音声収録ではアテレコという語が用いられる場合もある。
アフレコとは逆に、台詞や音楽を先行して収録してそれに合わせて絵を描いたりキャラを動かすことがある。これはプレスコといい、主に、人形劇、着ぐるみショー、アメリカのアニメーションなどで採用されている。

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