映画撮影の流れ・期間②
③撮影当日(クランクイン)~撮影終了(クラックアップ)
準備も終わりいよいよ撮影当日(クランクイン)を迎えます。
ただし、スムーズに撮影当日(クランクイン)を迎えることが出来るかというとそれはわかりません。例えば天候や天災、キャストの体調や交通状況など様々な理由でスケジュール変更を余儀なくされる可能性もあります。
さらに最初に作成した脚本が撮影中に変更されるというのは映画業界ではよくある話なので、その場合急遽キャストのスケジュールを調整したり、撮影場所の確保をしなければいけないなどフレキシブルな対応を迫られます。
撮影当時まずはスタッフ全員集めて朝礼から始めます。そこで監督や脚本家、主演のキャストなどが順番に挨拶をしていき、現場の士気を高めていきます。その後リハーサルをおこない、監督や演出家の考えと役者の演技をすり合わせていきます。リハーサルも1~2回で済むこともあれば、何度もリハーサルを重ねる場合もあります。
リハーサルを経ていよいよ本番の撮影に入ります。本番撮影は基本的にはリハーサルで確認した内容をシナリオにしたがって撮影していきます。ただし、撮影の流れによってリハーサルとは違う演技で撮影するというケースもあります。
1日の撮影が終了したあとは残っているスタッフ・キャストを集めて終礼をおこない1日が終了となります。
その後編集スタッフは撮影した映像を編集していきます。映像編集も基本的にはパソコンや編集機材を使用して行います。
④映画公開まで
全ての撮影が終了し、編集も終了したら次は映画公開までの準備を行います。
スタッフはどこの映画館で上映されるかなどとのスケジュール調整や、スポンサーへの挨拶など裏方の仕事を行います。
主な出演者はテレビ局や新聞、雑誌など露出して映画公開の番宣を行います。
映画公開初日や特別試写会などでは舞台挨拶を行います。
以上が映画撮影に関しての一連の流れになります。