世界三大映画祭②
②カンヌ国際映画祭
カンヌ国際映画祭は1964年にフランス政府が開催していらい毎年5月にフランス南部の都市カンヌで開かれている国際映画祭です。
カンヌ国際映画祭の審査員は著名な映画人や文化人によって構成されており、併設されている国際映画祭見本市には例年800社以上、数千人の映画関係者が揃うといわれており、世界各国から映画配給会社へ新作映画を売り込みプロモーションの場となっています。
カンヌ国際映画祭の最高賞と言われるのがパルムドールと呼ばれる賞で、その次にグランプリと続き、監督賞などが表彰されます。
ちなみに日本では黒澤明監督の影武者や今村昌平監督の楢山節考、うなぎ、是枝裕和監督の万引き家族が受賞しています。
③ベルリン国際映画祭
ベルリン国際映画祭はドイツのベルリンで毎年2月に開催される国際映画祭でドイツではベルリナーレ(Berlinale)と呼ばれることが多いです。
カンヌ、ヴェネツィアと比較すると社会派の作品が集まる傾向にあると言われており、特に近年は新人監督の発掘に力を注いでいます。
最高賞は映画作品の作品賞にあたる金熊賞と呼ばれる賞で、これはベルリン市の紋章が熊であることが由来とされています。
ベルリン国際映画祭は1951年に映画史家のアルフレッド・バウアーをディレクターに開催されたのが始まりとされております。
日本人監督もベルリン国際映画祭では多くの賞を受賞しており、最高賞である金熊賞も今井正監督や宮崎駿監督が受賞しております。