映画撮影の流れ・期間①

皆さんは映画1本が完成するのにどれくらいの期間がかかるとおもいますか?
また映画は撮影から公開までどのようにスケジュールが組まれているのでしょうか。
一連の流れを紹介したいと思います。

①企画準備
まず映画に関してはどのような映画をするかという企画から始まります。映画の内容や、テーマ、アイデア、公開時期や撮影に必要な予算などすべて洗い出すことから始まります。
この企画を最初に立案するのは一般的には映画監督かプロデューサーという場合がほとんどです。監督オリジナルの映画の場合は特に問題ないですが、すでに書籍やアニメなど原作があるものを映画化したいという場合は、当然ですが原作者の許可をとるという作業が発生します。
原作者の許可が下りてからようやく脚本の準備をすすめるという作業が発生しますが、ではどの俳優を主演にするのか?また撮影場所はどこでするか?など次から次へと準備しないといけないことが沢山あります。
また映画には脚本家が必要ですので、どの人に脚本を頼むかという選定作業もあります。

②撮影前の準備
どのような映画をするか決まったら次は撮影をするための具体的な準備に入っていきます。脚本の準備&決定、出演者(メイン)の選定及び出演交渉、その他出演者の選定及び出演交渉、全体的な撮影スケジュールの策定などの重要な事項から、衣装、美術、デザインの選定、ロケ場所の選定&交渉など、決めないといけないことが非常に多くあります。

また映像についてもどこの制作会社に依頼するかという重要な要素もあります。
これらを並行して進めていくので、当初想定していた予算を超えることも十分考えられるので、都度予算会議などが行われ、それぞれに捻出可能な予算配分などを選定していきます。

もちろんこの予算の中にはスポンサー企業を募ったり、逆に映画の公開宣伝をどのように、またどれくらい予算をかけて行うかなども大まかに決めていかないといけません。
出演者が決まったら宣伝用のスチール撮影や本読み、リハーサルを行い、スタッフ全て集めた打ち合わせも頻繁に行われます。

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